季刊 『道』 No.191 冬号 (2017年1月)

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1月 20日 季刊 『道』 №191 冬号が発刊されました。


 季刊『どう』№191冬号が1月24日に発刊されました。
今号のテーマは≪信念を貫く≫となっています。
 
★)巻頭対談では

広島東洋カープ・緒方孝市監督 VS UK実践塾・宇城憲治塾長。
(勝ちは希望を与え、負けは人間を強くする・・・)
(人生は常に今がベストコンディションでなければならないんです。それが生きているということですね。)

★ロングインタビュー

 *マクロビオティック指導家・田中愛子先生
  ≪命を強くする生き方≫

 *農漁家レストラン「松野や」・松野三枝子氏
  ≪頑張っていれば、もっともっといいことがある!≫
            末期がん、津波被災を乗り越えて・・・

 *元海軍主計大尉 俳人・金子兜太氏
  ≪信念のままに伝え続ける反戦の思い・・・≫
 
★連載も行動をして身体で悟った方々のお話を掲載しています。


季刊『どう』は私たちに「人間本来の姿」「生き方」を示してくれます。
私たちは宇宙の一部であり、生かされている存在であることをいつしか忘れ、自分中心に生きています。
今こそ自分自身をしっかりと見つめ直し、ひとりひとりが自信と信念をもって大自然の「理」にかなう生き方をすることが希望ある未来を拓くことになると確信します。
季刊『どう』を手に取ってお読みいただき、それぞれの生き方を発見していただけたらと思います。
以下に実践塾三重支部の塾生の感想文を随時、掲載して参ります。



どう出版ホームページ >>






勝ちは希望を与え、負けは人間を強くする -人間を育てる野球を貫く-
広島東洋カープ監督 緒方孝市氏とUK実践塾・宇城憲治塾長の対談





※以下に季刊 『道』 №191 冬号を読まれた方の感想を掲載致します

 



緒方監督との対談を読ませて頂きました。対談の中で宇城先生は、「先を取る」「入る」を野球で示されました。緒方監督はそれを理解されており、自然体で打席に向かう選手を確認されております。
野球人は、常に野球の事が頭から離れないものと言われ、まさに24時間稽古を意識されております。そして野球を人生と思い宇城先生の云われる「勝ちは希望を与え、負けは自分を強くするきっかけとなる」を身を持って体験されています。選手を他球団からスカウトしチームを補強するのではなく、自前で育てる事でチーム全体を統一体にする事が出来た。

私たちは、宇城先生から空手の指導を通して人の生き方を教えて頂いています。自分の地域や身の回りでそれをどう実践していくかが課題です。

対談の中で世界情勢にも触れられています。イギリスのEU離脱、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利、この両国の変化は内をもっとしっかり固める事が大切で日本だけが外に向かっている。このようなことは誰も教えてくれません。
日本は問題が山積みです。TPPと農業、文化省の天下り、豊洲市場の移転、中国、韓国、ロシアとの外交、共謀罪、辺野古の埋め立て工事、原発(福島原発、今後の原発方針)等々、国民一人一人が、何が正しいか、何が誤っているのかを判断し行動する時が来ていると思います。

(H.K 三重実践塾生 電装会社OB)



 広島東洋カープ監督緒方孝市氏の対談で、今までの「根性論」を捨て「導く指導」とシフトチェンジをして、人間を育てる野球を貫いたことで、25年ぶりのリーグ優勝という結果に繋がったことを知ることが出来ました。指導者の役割って本当に大きいものだなと思いました。

プロ野球という世界は、プロに入るまでの過程において、絶え間ない努力を続けてきた人の中から、さらに一部の人しか入ることの出来ない厳しい世界だと思います。その中で勝ち続けるには、技術力を磨くとともに、人間として内面の成長は欠かせないものである事を教えて頂きました。このことは、野球に限ったことでなく、これからの時代で生きていくために必要なことであると思いました。私も内面の成長ができるよう「今」をベストを尽くす日々を積み重ねていきたいと思います。

(K.S 三重実践塾生 消防士)



 25年ぶりにリーグ優勝した広島カープの緒方監督の対談に興味深く拝読させていただきました。去年広島カープの優勝で世間が興奮したのが記憶に新しく、どうして優勝に導いたのか緒方監督に注目されたものでした。

緒方監督の野球にかける姿勢が宇城先生との出会いから、野球道に変化した事でしょうか。プロとして悪い時も良い時も常に何が悪かったのか、どうしたらいいのだろうかと24時間野球に対する取り組みに真剣であった姿勢が伺えます。その結果が自分を成長させる源になり、選手を見守り、引き出す事になり実力がついたのではと思いました。勝ち負けにこだわらずそれぞれの生き方に信念を持ち続け追求する姿勢が人生の道になっていくものだと感慨深いものがありました。

 そして、生死をさ迷う経験をされ、また不思議な体験をされた方々のお話は言葉に重み、凄さを感じます。そして命を考え他人のため行動を起こすその姿、それが自然であることに感動しました

「道」をとおして今まで知らなかった各分野の活躍される人物を紹介されます。そしていつも自分の視野の狭さに気付かされますが、自分を奮い立たせやる気が出ます。

(T.Y 三重実践塾生 土地家屋調査士)





命を強くする生き方
マクロビオティック指導家 田中 愛子氏






 今回の『道』では日本古来の玄米食のすばらしさを世界に伝えてこられた田中愛子氏との対談に感銘いたしました。『道』が継続して取り上げている日本の農や食の問題で今回も日本古来の食がいかにすばらしいものであるかを教えていただき、2号前で対談された東城百合子氏と相通ずるものを感じました。

 日常の食生活が病気につながり、まして現在日本は栄養失調ではなく栄養過多・食べ過ぎで病気になっている人がいかに多い事か、さらに日本で食するものが食品というより工業品と言ったほうが相応しい有害なものに囲まれている事か。海外では使用禁止・制限されているトランス脂肪酸は野放し状態、消費者庁許可のトクホには体によくないと言われる砂糖の代わりにさらに有害視されていて防虫剤にも使用されてアスバルテーム等の人工甘味料も何の規制もなく使用されている事など、とても政府が信頼できるといえず、自分の体・健康は自分で守らざるを得ません。

最近『道』で教えていただいた食生活を実践しておりますが、今号でさらに認識を強めた次第です。

(Y.F 三重実践塾生 証券会社勤務 )



 田中愛子氏の命を強くする生き方を拝読しました。
これはカルシウムが。とか、これはビタミンが。とか、別々に不自然な形で現代の私たちは摂取しがちです。昔の日本人は、成分がでは無く、自然に命を強くする方法で食していたのが、西洋文化が入り、バラバラの形で命を強くしようとしている事が改めて分かりました。

また、昔はそれほど多く無かった病気も増えてきました。私が幼少の頃はまだ今ほど多くなかったように思えるのですが。そして、命を強くするというのは、食べる物に意味が込められているとも感じました。今後、自然な物を自然な形で、身体に入れていこうと思います。


(Y.O 三重実践塾生 産廃会社役員 )





末期がん、津波被災を乗り越えて -頑張っていればもっともっといいことがある!-
農漁家レストラン「松野や」 松野三枝子氏






 今号の『道』では、「生きる」という事について、今一度学ばせていただいたように感じました。
松野 三枝子さんの記事では、義母との確執、末期がんによる余命宣告、またその末期がん治療の最中に襲われた東日本大震災などの困難を乗り越え、現在、元気に地域の人々のためにレストラン運営をされているその生命力に驚かされました。

私であれば、余命宣告を受けた時点で悲観的な感情に飲み込まれてしまうと思いますが、それらの困難を受け止めて、前向きに立ち向かおうとする松野さんの姿勢や、性格的な明るさ、また「死」を宣告されても自分らしく「今」を生きようとするそのエネルギーを見習わなければならないと感じました。

 私は先の事を頭で勝手に解釈してしまい、「今」に対して真剣に向き合えていないと思う事が多々あります。頭で勝手に不安を作ったり、先の結果を考えて「今」に対して手を抜いてしまう事があるなど、これまでの生活習慣で根づいた悪い癖に辟易する事がありますが、そのような自分を徐々にでも捨てて、「今」をしっかり生きる事ができるようにならなければならないと感じました。

 宇城先生が緒方監督との対談でも語られていた、「常に今をベストにする」という言葉を胸に刻み、生きていける強さや明るさを身につけたいと思います。

(T.T 三重実践塾生 社会福祉士)



 松野三枝子さんの記事を読ませていただいて、どんな辛い状況でも前向きに考えて、行動し続ければ未来は明るくなると感じました。

松野さんはお姑さんとの関係に長年悩んでいる状態で末期がんを宣告された時、これで今の辛い生活から抜け出せると思うとうれしく思ったとのことですが、私には想像ができないほどの辛さに耐えていたんだと思いました。

松野さんは自分が少しでも動けば、お金も回ってくるし、そうすれば必然的に人と関わることとなりそこから何か教わることがあるということを親御さんから教わったそうですが、この教えに支えられて辛い時期を乗り越えて生きてこられたようです。私も実践したいと思いました。また、親からの教育は子供の人生において、とても大切なものであると強く感じました。

津波による壮絶な体験をされたというお話も辛さや悔しい思いが相当あったのだと思います。自分の体が大変な状況にも関わらず、他の人のことを思いやり行動されたことによって、がんが自然と消えていくという奇跡が起こったのですね。

いつも『道』を読ませていただいて、元気をいただいております。感謝致します。

(A.M 三重実践塾生 パソコン教室勤務)





「あふれる真心と愛」
書家 金澤 泰子氏






 山元加津子さんと金澤泰子さんの対談・翔子の愛の方程式 金澤泰子さんの記事を読ませて頂きました。
翔子ちゃんに起きた奇跡的な出来事について、泰子さんは自分たちの前のこと一つ一つを一生懸命行ってきただけと。翔子さんは『みんな神様が決めること』と言っています。俵屋宗達の「風神雷神図」についても翔子ちゃんの『書』が書かれることが決まっていて、それに合うように先に描いているのでは?とあります。
この記事を読んで感じたのが、最近道場で『今』についてお話を聞かせて頂きました。『今』を真剣に生きることが重要と頭で分かったつもりになっていましたが、今しかない(自分たちの前のこと一つ一つを一生懸命)と真剣に実践してきた凄さを感じました。自分も未来に不安を感じるばかりでなく『今』の質を上げる努力を行いたいと思います。

(T.M 三重実践塾生 地方公務員)


以下にロングインタビュー・連載の紹介が続きます








「信念のままに伝え続ける反戦の想い」
元海軍主計大尉 俳人 金子 兜太氏




「地球を歩く」
写真家 野村 哲也氏




「私たちは銀河のなかに生きている」
銀河浴写真家 佐々木 隆氏


 

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