季刊 『道』 No.172 春 (2012年4月)

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4月 20日 季刊 『道』 bP72 春号が発刊されました。


春号のテーマは≪生かされている命 感謝して生きる≫となっています。

銀河浴写真家・高校教諭の佐々木隆氏と実践塾・宇城憲治塾長の対談を読み終え、宇宙からみれば人間が如何に微々たるもので、ほんの些細なことでその生命も左右される存在でありながら、人間を中心に考え、またその中でも自分を中心に考え敵対、差別という自然の摂理に反した生き方をしている、と感じました。

宇城塾長のお言葉に『進歩・成長とは変化することである。変化するとは深さを知ることである。深さを知るとは謙虚になることである。』とあります。私たちは、生かされている命であり、そのことに早く気付き謙虚に生きる事が、争い、差別を無くし希望ある未来に向かう道に繋がるのだと思います。

広島の証人・坪井 直氏、自然地理学者・平川一臣氏、弓道範士八段・岡崎廣志氏など季刊「道」に登場される方々の根底には≪生かされている命 感謝して生きる≫という「謙虚な 心ある生き方」があるのだと思います。


 

※以下に季刊 『道』 172 春号を読まれた方の感想を掲載致します

★表紙を飾る『縄文杉と天の川』の写真がまず目に飛び込みしばらくその神秘の写真にくぎ付けになってしまいました。ページをめくる毎に天の川の写真がどれも素晴らしく神秘と幻想の世界に魅せられ宇宙と地球、そして地上の生命体全部が時空を超え繋がっていると感じました。自然に対する畏敬の念そして生かされている事の感謝の念をもつ大切さ、強い情熱、行動が人を変え周りを変える、そして真の教育の在り方を改めて学びさせていただきました。
また広島原爆に被爆しながらも生き続ける坪井氏の壮絶な体験から命の尊さ、あきらめない心の強さに身が締まる思いで拝読させていただきました。
そして自然地理学者の平川氏の津波に対する真摯な姿が自然の真実を解明していくのだと。この本に登場する皆さんに共通しているのが自らを犠牲にして公として働き理不尽なものと闘っている事です。その姿や貴重な体験記を読み自分が知らなかった事実を沢山教えてもらい勇気と感動をいただきました。

(T,Y 三重実践塾 土地家屋調査士)


★佐々木さんと宇城憲治先生の対談を読んで、社会では勉強や運動神経など数値化できる能力が高いと高く評価されるというようなお話がありましたが、それを読んで自分でもそのように考えるところがあるな思いました。心の美しさなど数値化できないものですが、皆がすばらしい個性を持っているのだと考えると他の人に対する見方が変わります。そして、自分に自信が持てるきっかけになります。
あと、『おもいやりから創造性が生まれる』とおっしゃられていた言葉が私の心に残りました。儲かりたいという気持ちでアイディアを出すのではなく、まず人のためのという気持ちから仕事などのアイディアが生まれるべきであると気付きをいただきました。
坪井さんのお話では、この文章に書ききれないほどの壮絶な体験をされたのだなと本当に驚きました。原爆を使って人間に対して実験を行ったアメリカへの恨みは、私では想像もできないほどの悔しさや恨みがあったと思います。しかし、それを乗り越えてプラスの気持ちに変えられたことはなかなかできることではないと思います。坪井さんは奇跡が重なって「自分は生かされているんだ」と感じ、自分を捨ててこれまで人のために生きてこられたのだと文章から伝わってきました。私も毎日毎日を真剣に生きていかなくてはならないと改めて感じました。

(A,M 三重実践塾 パソコン教室勤務)



★佐々木 隆氏の対談では、宇宙・天体を写す事で学ばれた『自分が宇宙の中で生きている』そして『生かされている』という事。そしてその事を、教育者として現場で実践しておられる姿には、『道』で対談された方々と同じく『生かされている』を知っておられる方々と共通のものを感じました。坪井 直氏の対談は壮絶な生き様には凄い、の一言でした。
けっしてあきらめない・ネーバギブアップ。
実現せずともそれを『やる』というは、非常に感銘をうけました。
そして『道』は3・11の震災を忘れず、これを機に社会を変革させなければならないという強い意志を自然地理学者・平川 一臣の対談でも、継続して社会に提唱しております。
生き方そして社会の問題を取り上げる書籍として拝読させていただきました。

(Y,F 三重実践塾 証券会社所長)


★佐々木 隆先生の手記の中で、ソフトテニス部の部員が毎日コラムをノートに写すことで部員が変化して行った。が印象的でした。聞く力、読む力が備わり心の変化があり大会の結果に結びついて行った。
佐々木先生は対談の中で言われています。「自分が変わることで見る目が変わり、何をどうしたら良いかが判るようになった」情熱とエネルギーを持つことでおのずと身体に染み込んでいくものが有る。それがまたエネルギーとなって理屈では判らないパワーが生まれて来ると思います。いろいろな体験の中で自分が変わって行く。
人間とはこんなに素晴らしい生き物と認識し、いつまでも変化し続けます。

 (H,K 三重実践塾 電装会社OB)


★銀河浴写真家・高校教諭佐々木隆先生と宇城先生の対談記事を読んで、天の川の写真のすごさに感動しました。
自分が知っている天の川ではなく、神秘的で宇宙の広さを感じさせていただきました。それと、天の川の写真を長きにわたり撮ってきておられた佐々木先生が53歳のオーストラリアの旅で『自分が天の川銀河の中に生きている』『自分が宇宙の中で生きている』と実感し同時に『命』に感動するようになったとの記事に私は感動しました。
宇城先生の教えの『進歩、成長とは変化することである。変化とは深さを知ることである。深さを知ることは謙虚になることである』を実践しておられると感じました。
それは佐々木先生が物事を深く追い求め、ご自身が感じられるアンテナを持っておられたからだと思います。自分も少しでも近づける様精進したいと思います。

(T,M三重実践塾 地方公務員)


★「生かされている命」 佐々木隆氏VS宇城憲治先生の対談を読んで。

この地球で生きる中で「生かされている」という感謝の念は常に持ち続けて居ると思っておりましたが、佐々木隆氏VS宇城憲治先生の対談を読んで、まだ宇宙や地球に対しての畏敬の念が薄く「生かされている」という意味に気付いていない事がわかりました。
たった一度きりの命を燃やす事のできない今の人間社会に、希望と可能性を我々大人が率先して子ども達に伝えていかなければならないと思います。
それには我々大人が、佐々木隆氏の仰る「生きる価値」の伝えられる大人にならなければならないと思いました。

(Y,O三重実践塾 産廃関連会社役員)


★自然地理学者平川一臣さんが、自然を畏れる心が日本人になくなってしまったという記事を読み、私自身も自然に対して畏怖の念というものが3.11以前では弱かったということを思い起こしました。自然に想定外は絶対にありえないという言葉が胸に響きました。
津波てんでんこの釜石市では、伝承教育が徹底された結果、中学生がお年寄りや小学生の先導もして逃げることができた。自然に対して畏怖の念が強い地域だった結果であり、私の住む町も教育方法を見つめ直さなければなりません。平川さんは高度経済成長期頃から、自然と切り離した生活が進んでしまった現状が、自然の脅威を想像出来にくくなっている事も危惧されていました 。
そんな時代になってきたからこそ、これからの教育は大変で自分なりにも何か働きかけていかなければいけないなという気になりました。

(K,S三重実践塾 消防士)


★佐々木隆先生と宇城先生の対談記事を読んで、本誌に掲載されている銀河浴写真を見ると、普段何気なく見ている空のむこうには、果てしないほどの大きさの宇宙と、無限大ともいえる星や銀河に囲まれて今自分が生きていることをひしひしと感じます。
夜空に広がる銀河を心に思い浮かべるだけでも清らかで謙虚な気持ちになり、様々な場所から撮影された美しい写真から「生かされている命」を感じずにはおられません。
また教師として実際の現場で活躍されている佐々木先生と、学生や教師に実践セミナーをおこなっている宇城先生の現代の学校教育の問題点についてのお話は、私たちが今すぐに行動に起さなければ本当に取り返しのつかないことになると思いました。
まずは自分が変わる「一人革命」を起して、そして周りも変えていくことで心豊かな子供たちが育つ環境作りができればと思います。

(N,I 三重実践塾 電装会社勤務)


 

『広島の証人 ネバーギブアップ!「命が一番!」の祈りがかなうまで』 坪井 直氏
日本原水爆被害者団体協議会代表委員・広島県原爆被害者団体協議会理事長

『3.11 巨大津波 自然が教える事実に学ぶ』 自然地理学者 平川 一臣氏

『神宮式年遷宮 日本の心を継ぐ』 写真家 稲田 美織氏


 

 

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